<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> 
<feed version="0.3" xmlns="http://purl.org/atom/ns#" xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/" xml:lang="ja">
<title>drecom_gennaioのブログ</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://gennaio.dreamlog.jp/" />
<link rel="service.post" type="application/x.atom+xml" href="http://cms.blog.livedoor.com/atom/blog_id=3815211" title="drecom_gennaioのブログ" />
<link rel="hub" href="http://pubsubhubbub.appspot.com" />
<link rel="self" href="http://gennaio.dreamlog.jp/atom.xml" />
<modified>2012-05-25T02:56:25Z</modified> 
<tagline><![CDATA[]]></tagline> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2010:drecom_gennaio</id>
<author>
<name>drecom_gennaio</name> 
</author>
<generator url="http://blog.livedoor.com/" version="1.0">livedoor Blog</generator> 
<copyright>Copyright (c) 2012, drecom_gennaio </copyright>
<entry>
<title>巨人</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://gennaio.dreamlog.jp/archives/3208990.html" />
<modified>2012-05-14T04:48:54Z</modified> 
<issued>2005-05-23T06:32:21+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2005:drecom_gennaio.3208990</id>
<summary type="text/plain">
　巨人は荒れ狂っていた。
　腕を振り回してはビルを破壊し、地団駄を踏んでは道路を陥没させていた。
　わたしはビルの屋上からコンクリートの破片を彼の頭に投げつけた。
　彼と私は昔からの知り合いだった。
　彼がわたしのほうを振り返り、わたしに気づいた。
　わたし...</summary> 
<dc:subject></dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://gennaio.dreamlog.jp/archives/3208990.html">
<![CDATA[<span style="font-size: 125%;"><br>
　巨人は荒れ狂っていた。<br>
　腕を振り回してはビルを破壊し、地団駄を踏んでは道路を陥没させていた。<br>
　わたしはビルの屋上からコンクリートの破片を彼の頭に投げつけた。<br>
　彼と私は昔からの知り合いだった。<br>
　彼がわたしのほうを振り返り、わたしに気づいた。<br>
　わたしは叫んだ。<br>
「そんなことをして何になる！」<br>
　彼はじっとわたしを凝視した。目からは大粒の涙が今にもあふれそうだった。<br>
「さあ、あるべき場所へお帰り」<br>
　わたしがそういうと、彼はうなだれてビルの谷間を歩き出した。</span>
<!-- BASENAME=http://gennaio.blog.drecom.jp/archive/16 -->]]> 
</content>
<author>
<name></name> 
</author>
</entry>

<entry>
<title>世を儚む戦闘員</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://gennaio.dreamlog.jp/archives/3208002.html" />
<modified>2012-05-15T15:27:51Z</modified> 
<issued>2004-10-31T05:12:39+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2004:drecom_gennaio.3208002</id>
<summary type="text/plain">
　男は、幼い頃に母親を亡くしていた。いや、「亡くなった」と聞かされていた。
（母は生きている！）
　彼がそのことに気づいたのは、大学に入ってパスポートをとるため、戸籍謄本を取得したときだ。母は死んではいなかった。
　息子の追求に、父は重い口を開けた。母は姑...</summary> 
<dc:subject>和賀英良の過去</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://gennaio.dreamlog.jp/archives/3208002.html">
<![CDATA[<span style="font-size: 125%;"><br>
<img src="http://livedoor.blogimg.jp/drecom_gennaio/imgs/e/1/e1a55ef6.gif" class="photo" alt="shocker.gif" border="0" align="right">　男は、幼い頃に母親を亡くしていた。いや、「亡くなった」と聞かされていた。<br>
（母は生きている！）<br>
　彼がそのことに気づいたのは、大学に入ってパスポートをとるため、戸籍謄本を取得したときだ。母は死んではいなかった。<br>
　息子の追求に、父は重い口を開けた。母は姑との確執から育児ノイローゼとなり、やがて精神分裂病となってしまった。そして現在までの１８年間、精神病院に監禁されている。もはや母は白痴であり、夫や子供、さらには自分が誰かも分からない、理性を忘れた獣なのだという。<br>
　彼には祖母の記憶はむろん、母の記憶もなかった。だから、母親といわれてもピンとくるものがなかった。寂しさを感じたことはなかった。<br>
<br>
　やがて彼は大学４年生となり、就職活動も大詰めを迎えていた。しかし、最終面接まではいくものの、いっこうに内定がとれない。そればかりか、明らかに自分より劣った人間が、自分を差し置いて内定をとっていく。彼は理由も分からず、ただあせりをおぼえていた。<br>
　そんななか、ある企業の人事担当者から選考に関する話が聞けた。だが、それは彼を絶望に追い込むものだった。<br>
「お気の毒に、お母様が精神分裂病だそうで。大変申し訳ないけれども、ウチではそういう血統を持つ人は、どんなに賢い人でも雇うことはできないんですよ。たぶんヨソの会社も同じでしょうけど」。<br>
<br>
　これまで自分が努力してきたことは何だったんだ？　男手ひとつで自分を育ててくれた父の苦労は何だったんだ？　世を儚んだ彼は、世界へ復讐すべく、ショッカーになる決心をした。<br>
<br>
　ショッカーの日々は陸軍のしごきよりも辛かった。世界征服を目指すべく、昼夜を問わずハードな実践トレーニングが積まれた。だが、彼は耐えた。<br>
　やがて最初の任務が彼に言い渡された。それは、この世の中に何の不満も持たずに明るく快活に生きる女性を誘拐することだった。比較的容易な任務である。<br>
　しかし、である。彼は運悪く仮面ライダーと鉢合わせになってしまった。ショッカーたちは相当の手練であるが、何しろ相手が悪い。せめてアンパンマンぐらいだったら何とかなったのに。ライダーキックで深手を負った彼は気を失ってしまった。<br>
<br>
　幾日経ったのだろう。彼は目を覚ましたが、そこは不思議な島だった。周りにはショッカーの死骸が無数に転がっている。<br>
　世界に受け入れられず、世界復讐もままらない。行き場を失った彼は、戦闘服を脱ぎ、なにかにとりつかれたかのように夢中で沖へと泳ぎ始めた。地平線の向こうに自分が受け入れられる世界があるかのように。<br>
<br>
　彼は幸いにも、今まさに力が尽き果てようとするところで、どうにか陸地へたどり着けた。しかし、そこはやはり自分を受け入れない、憎き世界であった。またいったんショッカーとなってしまった以上、居座ることができない世界でもあった。「ヒー」という掛け声がどうしても出てしまい、そこから正体がばれてしまうのである。<br>
<br>
　男はあてどない放浪を続けた。世を儚み、世を憎み、寂しさに耐えながら。<br>
<br>
　それが和賀英良の過去なのである。</span>
<!-- BASENAME=http://gennaio.blog.drecom.jp/archive/15 -->]]> 
</content>
<author>
<name></name> 
</author>
</entry>

<entry>
<title>豆男の受難</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://gennaio.dreamlog.jp/archives/3207965.html" />
<modified>2011-10-17T15:40:28Z</modified> 
<issued>2004-10-29T13:42:37+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2004:drecom_gennaio.3207965</id>
<summary type="text/plain">
　とうとう豆男は芸妓に見つかってしまいました。
　虫のような豆男が、おびえた目でわなわなと命乞いをしています。
　片や芸妓の方は、もうとにかく気味が悪い。彼女は豆男をふところ紙でつつんで、はばかりへ捨ててきました。
　暗闇の中で糞尿まみれの豆男は、ここで一...</summary> 
<dc:subject>和賀英良の過去</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://gennaio.dreamlog.jp/archives/3207965.html">
<![CDATA[<span style="font-size: 125%;"><br>
　とうとう豆男は芸妓に見つかってしまいました。<br>
　虫のような豆男が、おびえた目でわなわなと命乞いをしています。<br>
　片や芸妓の方は、もうとにかく気味が悪い。彼女は豆男をふところ紙でつつんで、はばかりへ捨ててきました。<br>
　暗闇の中で糞尿まみれの豆男は、ここで一生が終わると思うと、とても悲しくなりました。そして、<br>
「ああ、オレはあさましき男どもの化身に甘んじていた！」<br>
　今までの罪を悔い、涙を流しました。<br>
<br>
　すると、なんという奇跡でしょう、豆男が普通の大きさの人間に戻ったではないですか。<br>
　彼は助けを求め、ぶじ肥だめから救出されました。<br>
<br>
　世の人は、この男がなぜ遊郭の肥だめに入り込んでいたのか、理解に苦しみましたし、気味悪がりました。「豆男だったのだ」といくら言い張っても、もちろん誰も信じません。そして、<br>
「生まれてすぐ糞の中に捨てられて、それからずっと糞を食って生きてきたのだろう、そしてキチガイになったのだろう、ああ、くわばらくわばら」<br>
というところに落ち着きました。<br>
<br>
　以後「糞男」と呼ばれ続けた彼は、町に居座るわけにもいかず、長い放浪の旅に出ました。<br>
<br>
　それが和賀英良の過去なのです。<br>
</span>
<!-- BASENAME=http://gennaio.blog.drecom.jp/archive/14 -->]]> 
</content>
<author>
<name></name> 
</author>
</entry>

<entry>
<title>どうしよう・・</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://gennaio.dreamlog.jp/archives/3207932.html" />
<modified>2010-03-11T21:08:59Z</modified> 
<issued>2004-10-29T03:00:17+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2004:drecom_gennaio.3207932</id>
<summary type="text/plain">
　原由子似の女は電車の席で、
　──どうしよう・・
　携帯のストラップを指でいじくりながら、ひとり悩んでいた。
　やってしまったことは仕方がない。もうどうしようもない。
　それは分かっている。でも、
　──どうしよう・・
　つい考えてしまう。
　いや、何も考え...</summary> 
<dc:subject></dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://gennaio.dreamlog.jp/archives/3207932.html">
<![CDATA[<span style="font-size: 125%;"><br>
　原由子似の女は電車の席で、<br>
　──どうしよう・・<br>
　携帯のストラップを指でいじくりながら、ひとり悩んでいた。<br>
　やってしまったことは仕方がない。もうどうしようもない。<br>
　それは分かっている。でも、<br>
　──どうしよう・・<br>
　つい考えてしまう。<br>
　いや、何も考えてなどいない。《どうしよう》というコトバが頭の中をまわっているだけ。だって、どうしようもないのは重々承知だから。<br>
　どうしようもない、でも、どうしよう。<br>
</span>
<!-- BASENAME=http://gennaio.blog.drecom.jp/archive/13 -->]]> 
</content>
<author>
<name></name> 
</author>
</entry>

<entry>
<title>威張り屋おやじ</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://gennaio.dreamlog.jp/archives/3207846.html" />
<modified>2012-04-10T09:46:06Z</modified> 
<issued>2004-10-29T02:59:05+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2004:drecom_gennaio.3207846</id>
<summary type="text/plain">
　歳は五〇前後だろうか、地下鉄の座席に、角刈りのいかつい男が大股開きで「そこのけそこのけ」といった体（てい）で座っていた。二人分以上の席を占有していたのだが、車内は空いていたのでまだよかった。
　やがて電車は永田町駅に到着した。永田町駅は乗り換えの多い駅...</summary> 
<dc:subject></dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://gennaio.dreamlog.jp/archives/3207846.html">
<![CDATA[<span style="font-size: 125%;"><br>
　歳は五〇前後だろうか、地下鉄の座席に、角刈りのいかつい男が大股開きで「そこのけそこのけ」といった体（てい）で座っていた。二人分以上の席を占有していたのだが、車内は空いていたのでまだよかった。<br>
　やがて電車は永田町駅に到着した。永田町駅は乗り換えの多い駅だ。車内も込み合ってきた。<br>
　そのとき、男は驚くべき行動に出た。<br>
　大股開きの姿勢のまま横へ水平移動し、尻を前に出してふんぞりかえり、ひとり分の座席を空けてやったのだ。<br>
</span>
<!-- BASENAME=http://gennaio.blog.drecom.jp/archive/12 -->]]> 
</content>
<author>
<name></name> 
</author>
</entry>

<entry>
<title>禁句</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://gennaio.dreamlog.jp/archives/3207282.html" />
<modified>2011-08-09T02:36:14Z</modified> 
<issued>2004-10-29T02:58:16+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2004:drecom_gennaio.3207282</id>
<summary type="text/plain">
　どうしてそんなことが言えるの？。
　ぼくにはとても言えないよ。
　《言ったらどうなるか？》だって？。
　そんなの分かりきってるじゃないか。
　ぼくが損してしまうだけだよ。

</summary> 
<dc:subject></dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://gennaio.dreamlog.jp/archives/3207282.html">
<![CDATA[<span style="font-size: 125%;"><br>
　どうしてそんなことが言えるの？。<br>
　ぼくにはとても言えないよ。<br>
　《言ったらどうなるか？》だって？。<br>
　そんなの分かりきってるじゃないか。<br>
　ぼくが損してしまうだけだよ。<br>
</span>
<!-- BASENAME=http://gennaio.blog.drecom.jp/archive/11 -->]]> 
</content>
<author>
<name></name> 
</author>
</entry>

<entry>
<title>催眠術</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://gennaio.dreamlog.jp/archives/3206651.html" />
<modified>2012-05-07T20:54:56Z</modified> 
<issued>2004-10-29T02:57:20+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2004:drecom_gennaio.3206651</id>
<summary type="text/plain">
　あなたは今、フカフカの赤いソファーに身を沈めています。
　好きな人のことを想いなさい。
　好きな人があなたの隣で、あなたを見つめています。
　さあ、ほら。

</summary> 
<dc:subject></dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://gennaio.dreamlog.jp/archives/3206651.html">
<![CDATA[<span style="font-size: 125%;"><br>
　あなたは今、フカフカの赤いソファーに身を沈めています。<br>
　好きな人のことを想いなさい。<br>
　好きな人があなたの隣で、あなたを見つめています。<br>
　さあ、ほら。<br>
</span>
<!-- BASENAME=http://gennaio.blog.drecom.jp/archive/10 -->]]> 
</content>
<author>
<name></name> 
</author>
</entry>

<entry>
<title>ケンカ</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://gennaio.dreamlog.jp/archives/3206648.html" />
<modified>2012-04-14T20:51:47Z</modified> 
<issued>2004-10-29T02:56:24+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2004:drecom_gennaio.3206648</id>
<summary type="text/plain">
　ふたりのケンカの理由は些細なことだった。
　男はふてくされて布団にもぐりこみ、女は自室にこもった。
　夜も早く、リビングから明かりが消える。

　翌朝。
　早起きの男は何事のもなかったかのように
　──おはよう、朝だよ
と声をかけた。女もベッドの中から眠そう...</summary> 
<dc:subject></dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://gennaio.dreamlog.jp/archives/3206648.html">
<![CDATA[<span style="font-size: 125%;"><br>
　ふたりのケンカの理由は些細なことだった。<br>
　男はふてくされて布団にもぐりこみ、女は自室にこもった。<br>
　夜も早く、リビングから明かりが消える。<br>
<br>
　翌朝。<br>
　早起きの男は何事のもなかったかのように<br>
　──おはよう、朝だよ<br>
と声をかけた。女もベッドの中から眠そうな声で<br>
　──あぁ、おはよう、・・ねむい<br>
　それはいつもの朝となんら変わない朝だった。<br>
</span>
<!-- BASENAME=http://gennaio.blog.drecom.jp/archive/9 -->]]> 
</content>
<author>
<name></name> 
</author>
</entry>

<entry>
<title>企画書</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://gennaio.dreamlog.jp/archives/3206613.html" />
<modified>2011-05-17T22:18:55Z</modified> 
<issued>2004-10-29T02:55:21+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2004:drecom_gennaio.3206613</id>
<summary type="text/plain">
　昼の山手線はどこかのどかだ。
　やわらかな陽射しを背にして、二人の若いサラリーマンが手書きの紙を眺めている。
「字がちょっと、なぁ」と先輩。
「これでも頑張ったんですよ、ボク、昔っから字が汚いってよく言われて、小学校の『書き方』の時間も・・」
「字が細くて...</summary> 
<dc:subject></dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://gennaio.dreamlog.jp/archives/3206613.html">
<![CDATA[<span style="font-size: 125%;"><br>
　昼の山手線はどこかのどかだ。<br>
　やわらかな陽射しを背にして、二人の若いサラリーマンが手書きの紙を眺めている。<br>
「字がちょっと、なぁ」と先輩。<br>
「これでも頑張ったんですよ、ボク、昔っから字が汚いってよく言われて、小学校の『書き方』の時間も・・」<br>
「字が細くてひょろひょろしてさぁ、」先輩は企画書の《情熱》という文字を指差しながら、<br>
「チカラが感じられないんだなぁ」<br>
　後輩は愛想笑いを浮かべて<br>
「勘弁してくださいヨ、これでも精いっぱいなんスよ」<br>
　先輩は企画書を鞄にしまって<br>
「さ、有楽町だ、降りるぞ」<br>
　ドアが開くと、マツモトキヨシのセールの声が聞こえてきた。<br>
</span>
<!-- BASENAME=http://gennaio.blog.drecom.jp/archive/8 -->]]> 
</content>
<author>
<name></name> 
</author>
</entry>

<entry>
<title>花火</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://gennaio.dreamlog.jp/archives/3205987.html" />
<modified>2010-03-11T21:02:42Z</modified> 
<issued>2004-10-29T02:54:24+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2004:drecom_gennaio.3205987</id>
<summary type="text/plain">
「あっ、花火だ花火だ！」
「みいちゃん、きれいねえ」
「きれいきれい！」
　今や母となったユミは、幼子の手を引きながら、久しぶりに、ほんとうに久しぶりに、あの頃を思い出していた。
「・・ママ、どうしたの？」
　ユミは涙が出そうになった。

</summary> 
<dc:subject></dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://gennaio.dreamlog.jp/archives/3205987.html">
<![CDATA[<span style="font-size: 125%;"><br>
「あっ、花火だ花火だ！」<br>
「みいちゃん、きれいねえ」<br>
「きれいきれい！」<br>
　今や母となったユミは、幼子の手を引きながら、久しぶりに、ほんとうに久しぶりに、あの頃を思い出していた。<br>
「・・ママ、どうしたの？」<br>
　ユミは涙が出そうになった。<br>
</span>
<!-- BASENAME=http://gennaio.blog.drecom.jp/archive/7 -->]]> 
</content>
<author>
<name></name> 
</author>
</entry>

<entry>
<title>上司</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://gennaio.dreamlog.jp/archives/3205765.html" />
<modified>2012-03-02T02:38:32Z</modified> 
<issued>2004-10-29T02:53:28+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2004:drecom_gennaio.3205765</id>
<summary type="text/plain">
「やる気はあるのだがねぇ」
「『ねぇ』って、どうなんです」
「どうも、人前で怖じ気づくところがあってねぇ」
「ほう。怖じ気づいてしまうのですか。・・で」
「やる気はあるのだがねぇ」

</summary> 
<dc:subject></dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://gennaio.dreamlog.jp/archives/3205765.html">
<![CDATA[<span style="font-size: 125%;"><br>
「やる気はあるのだがねぇ」<br>
「『ねぇ』って、どうなんです」<br>
「どうも、人前で怖じ気づくところがあってねぇ」<br>
「ほう。怖じ気づいてしまうのですか。・・で」<br>
「やる気はあるのだがねぇ」<br>
</span>
<!-- BASENAME=http://gennaio.blog.drecom.jp/archive/6 -->]]> 
</content>
<author>
<name></name> 
</author>
</entry>

<entry>
<title>冒険</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://gennaio.dreamlog.jp/archives/3205757.html" />
<modified>2010-03-11T21:00:51Z</modified> 
<issued>2004-10-29T02:52:31+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2004:drecom_gennaio.3205757</id>
<summary type="text/plain">
　稲刈りのすんだ田んぼでは、神社のしめ縄を結うためのワラが冬の淡い日差しをほんのり照り返している。
「なんだかんだ言っても、結局まわりがみんな日本人だから」
と、お婆さん。
「でも、お店やホテルじゃ日本語通じないでしょ。どうしたの」
と、こちらもお婆さん。
...</summary> 
<dc:subject></dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://gennaio.dreamlog.jp/archives/3205757.html">
<![CDATA[<span style="font-size: 125%;"><br>
　稲刈りのすんだ田んぼでは、神社のしめ縄を結うためのワラが冬の淡い日差しをほんのり照り返している。<br>
「なんだかんだ言っても、結局まわりがみんな日本人だから」<br>
と、お婆さん。<br>
「でも、お店やホテルじゃ日本語通じないでしょ。どうしたの」<br>
と、こちらもお婆さん。<br>
「それがね、あたしが『ハウマッチ？』って言ったら通じたの、ヨ！」<br>
「トメさん、すごいじゃないの！」<br>
「ひひひ。でもね、むこうが何言ってんだか、ちっとも分かりゃしないの、ヨ！」<br>
　トメ婆さんはそう言うと、ガラガラ声でガガガと笑った。<br>
　しかし、とめ婆さんの友達はなおも感心の様子で、<br>
「異人さんと口をきいたなんて・・」<br>
</span>
<!-- BASENAME=http://gennaio.blog.drecom.jp/archive/5 -->]]> 
</content>
<author>
<name></name> 
</author>
</entry>

<entry>
<title>しみったれ</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://gennaio.dreamlog.jp/archives/3205424.html" />
<modified>2010-03-11T21:00:51Z</modified> 
<issued>2004-10-29T02:51:26+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2004:drecom_gennaio.3205424</id>
<summary type="text/plain">
「あのしみったれ」。
「まったく、なさけないわよね」。
　中年夫婦が赤羽駅構内の喫茶店で方肘をついている。
「何が大事なのかを分かってないんだな。いい歳して」。
「そうね、ある意味、損してるのかもね」。
「思えばかわいそうなところもあるよな」。
　夫はおしぼり...</summary> 
<dc:subject></dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://gennaio.dreamlog.jp/archives/3205424.html">
<![CDATA[<span style="font-size: 125%;"><br>
「あのしみったれ」。<br>
「まったく、なさけないわよね」。<br>
　中年夫婦が赤羽駅構内の喫茶店で方肘をついている。<br>
「何が大事なのかを分かってないんだな。いい歳して」。<br>
「そうね、ある意味、損してるのかもね」。<br>
「思えばかわいそうなところもあるよな」。<br>
　夫はおしぼりで耳そうじをしながら、そうつぶやいた。<br>
「けど、それにしてもよねえ」。<br>
「ああ、それとこれとは話が別だ」。<br>
「いつまでもああじゃちょっと・・・」。<br>
　妻は手をあげて若いウェイターを呼び止めようとしたが、気づいてもらえなかった。<br>
　夫はおしぼりについた耳垢をまじまじと見つめていた。<br>
</span>
<!-- BASENAME=http://gennaio.blog.drecom.jp/archive/4 -->]]> 
</content>
<author>
<name></name> 
</author>
</entry>

<entry>
<title>秘密</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://gennaio.dreamlog.jp/archives/3204804.html" />
<modified>2010-03-11T21:00:36Z</modified> 
<issued>2004-10-29T02:50:19+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2004:drecom_gennaio.3204804</id>
<summary type="text/plain">
　ジャック坊やはロイ爺さんに秘密を教えました。
「これがひみつだよ」
　ジャック坊やが握った手を広げると、そこには確かに秘密がありました。
　ロイ爺さんはその秘密に「ほほう」と感心しながらも、コソコソ声で
「でもジャックや、この爺にそんな大事な秘密を教えても...</summary> 
<dc:subject></dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://gennaio.dreamlog.jp/archives/3204804.html">
<![CDATA[<span style="font-size: 125%;"><br>
　ジャック坊やはロイ爺さんに秘密を教えました。<br>
「これがひみつだよ」<br>
　ジャック坊やが握った手を広げると、そこには確かに秘密がありました。<br>
　ロイ爺さんはその秘密に「ほほう」と感心しながらも、コソコソ声で<br>
「でもジャックや、この爺にそんな大事な秘密を教えてもいいのかい？」<br>
と訊ねました。<br>
　するとジャック坊やは<br>
「ぜったい秘密だよ」<br>
と、くりくりした目でロイ爺さんをじっと見つめて言いました。<br>
</span>
<!-- BASENAME=http://gennaio.blog.drecom.jp/archive/3 -->]]> 
</content>
<author>
<name></name> 
</author>
</entry>

<entry>
<title>双子</title> 
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://gennaio.dreamlog.jp/archives/3204798.html" />
<modified>2010-03-11T21:00:18Z</modified> 
<issued>2004-10-29T02:48:39+09:00</issued> 
<id>tag:blog.livedoor.jp,2004:drecom_gennaio.3204798</id>
<summary type="text/plain">
　タロサとジロサはよく似た双子です。
　あまりによく似ているので、タロサはときどき、自分がタロサなのかジロサなのか分からなくなってしまいます。
　ジロサもときどき、自分がジロサなのかタロサなのか分からなくなってしまいます。
「ねえジロサ」
「ぼくはジロサなの...</summary> 
<dc:subject></dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://gennaio.dreamlog.jp/archives/3204798.html">
<![CDATA[<span style="font-size: 125%;"><br>
　タロサとジロサはよく似た双子です。<br>
　あまりによく似ているので、タロサはときどき、自分がタロサなのかジロサなのか分からなくなってしまいます。<br>
　ジロサもときどき、自分がジロサなのかタロサなのか分からなくなってしまいます。<br>
「ねえジロサ」<br>
「ぼくはジロサなのかい？」<br>
「ぼくはたぶんタロサだと思うから、きっと君はジロサだよ」<br>
「そうか、ぼくはてっきり、自分がタロサだと思い込んでいたよ。あははは」<br>
「あははは」<br>
</span>
<!-- BASENAME=http://gennaio.blog.drecom.jp/archive/2 -->]]> 
</content>
<author>
<name></name> 
</author>
</entry>
</feed>

